事務連絡「新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取り扱いについて」(厚生労働省健康局健康課予防接種室)

私は今朝、自身のTwitterで次のツイートをしました。

横浜市でも高齢者へのワクチン接種を進めているわけだけど、余ってしまうアンプルを基礎疾患を有する患者さんにも接種して良いかとクリニックが横浜市に確認したら、高齢者のみ接種、余ったワクチンは廃棄せよと言われたとのこと。行政の杓子定規な運用でワクチンを無駄にするのは避けてほしいところ。— 天野 慎介 Shinsuke Amano (@shinsuke_amano) May 25, 2021

このツイートに対して、小林史明・内閣府大臣補佐官から、同日午後4時11分にTwitterで次のご返信いただきました。

改めて全国の自治体にも明確に通知しますが、河野大臣も何度も言っている通り、余ったワクチンについては柔軟に接種してください。接種対象者の情報はカルテや予診票に記録するなど工夫している地域もあります。ぜひそちらのクリニックにもお伝えください。 https://t.co/xCYNSqsEcC— 小林史明(衆議院議員/広島7区/福山市) (@kb2474) May 25, 2021

これを受けて、首相官邸新型コロナワクチン情報アカウントからは、同日午後5時30分に次のツイートが配信されました。

ワクチンの余りが生じた場合には、市区町村には、できる限り事前に準備のご検討をいただくとともに、無駄が出ないように、当日の接種券の有無にかかわらず接種いただいて結構です。— 首相官邸(新型コロナワクチン情報) (@kantei_vaccine) May 25, 2021


そして、同日午後8時20分に河野太郎大臣から下記ツイートと共に事務連絡が公開、発出されました。

「新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取り扱いについて」 pic.twitter.com/8SoLsHLsQ6— 河野太郎 (@konotarogomame) May 25, 2021

私のツイートに対して迅速に返信くださった小林史明大臣補佐官、事務連絡を発出くださった河野太郎大臣、そしてツイートに反応し、拡散してくださった多くの皆さまに心より感謝いたします。この事務連絡をもとに、今後は横浜市をはじめ各自治体で余ったワクチンが無駄となることが無いように願います。

事務連絡
令和3年5月25日

各都道府県・市町村・特別区衛生主管部(局)御中

厚生労働省健康局健康課予防接種室

新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取り扱いについて

標記について、下記のとおりといたしますので、管内の市区町村及び関係団体に周知いただくようお願いいたします。なお、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き」の該当箇所等は追って改正します。



新型コロナワクチンの接種予約がキャンセルされた等の理由で余剰となってワクチンについては、廃棄することなく、効率的に接種行うこと。その対象者については、各自治体において、地域の状況を踏まえ、幅広い対象を検討することとし、また接種券を保有していない者についても対象とするなど、柔軟な対応を検討し、判断すること。

接種券を保有していない者に摂取する場合は、例えば、本人確認書類等で、氏名、生年月日、住民票上の住所、連絡先などの情報を記録しておくといった工夫を行うことなどが考えられます 。

厚生労働省健康局健康課予防接種室事務連絡「新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取り扱いについて」

【2021年5月26日追記】
私の昨日ツイートについて市議会議員の先生を通じて横浜市に照会いただいたところ「大臣の会見で接種券をお持ちでなくても接種可能との見解が示され、国から通知も発出されたことを踏まえ、本市でも同様の取扱いといたしました」との回答をいただきました。25日の事務連絡「新型コロナワクチンの余剰が発生した場合の取り扱いについて」(厚生労働省健康局健康課予防接種室)通知を受けて、弾力的な対応を関係機関と推進いただけるとのことです。横浜市のご対応に感謝申し上げます。

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