厚生労働省厚生科学審議会科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第2回)が本日午前中に開催され、私も委員の一人として出席いたしました。本日の主な議事は、全ゲノム解析等実行計画ロードマップ 2021についての検討でした。
私からは全ゲノム解析等実行計画とAMEDで進められているゲノム・データ基盤(CANNDs)との関係、全ゲノム解析等実行計画で集められた患者等のデータがCANNDsでどのように扱われるのかの確認、国内では前例のない規模で多くの患者さんに協力していただいて全ゲノム解析を実施し、今後の研究開発や患者さんの診療に役立てるという事業の性格上、ELSI(倫理的・法的・社会的課題)への適切な対応と体制整備が必要であることなどについて、発言いたしました。
本日の議論をもとに、全ゲノム解析等実行計画は経済財政運営と改革の基本方針2021(いわゆる骨太の方針)に反映される見込みです。